神経難病(しんけいなんびょう)

神経難病とは、神経系に生じる疾患のうち、はっきりした原因や治療法がまだ判明していない難病の総称です。
神経難病は多くの種類があり、パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症などがこれに該当します。これらの疾患では、神経細胞の機能や構造に異常が起き、徐々に神経機能が低下していきます。
難病は、原因がわからず、治療方針も確定したものがなく、かつ、後遺症を残す恐れが少なくない病気です。経過は長年にわたり、経済的な問題のみならず介護等に著しく人手を要し、精神的な負担も大きいことから、ご家族の負担も大きい病気といえます。
訪問診療による難病患者さんの支援では、切れ目のない医療提供が重要です。また、病院との連携を取りながら生活環境を整えることや、ご家族の介護負担を軽減するために、多くの専門領域が関わることも大切です。