専門領域

specialty

専門領域の治療にも幅広く対応しています。

当法人においては、患者さんが満足いく在宅療養をしていただくため、ナラティヴ(narrative:人生の物語や様々な関係性への共感)かつスペシャライズド(specialized:専門的)な治療を充実させ、日々研鑽をしております。

緩和ケア

がん治療をはじめとし、病気等にともなう体や精神的な苦痛、不安を和らげるための治療やケアです。患者さんのみならずご家族も含め、可能な限りのQOL(生活の質・人生の質)の向上と実現に向けたケアを行って参ります。

摂食嚥下

嚥下(食べ物を咀嚼し飲み込み胃に送ること)機能に障害のある患者さんに内視鏡検査をはじめ、誤嚥性肺炎や栄養不良の回避のためのサポートをいたします。生命の維持はもちろん生活の質を充実させるためにも食べる機能の維持と回復はとても大切になります。

口腔ケア

口腔ケアは、口の中を清潔にするだけでなく、歯や口の疾患を予防し、口腔の機能を維持することにあります。QOLの向上のほか誤嚥性肺炎などの全身疾患の予防、全身の健康状態の維持・向上にもつながります。当法人では口腔ケアにおいて有名かつ実績のある黒岩メソッドを導入しております。口腔のケアではありますが、患者さんから身も心もスッキリ、サッパリしたと好評をいただいております。

呼吸器

人工呼吸器、呼吸器リハビリテーション等、幅広い呼吸器疾患に対応しております。医師、看護師、理学療法士など多職種スタッフにより、二次的肺合併症を予防する口腔ケア、 体力維持・改善を目的とした早期離床や運動療法、寝たきり予防など、QOLの向上に向けたケアをしております。

腎臓内科

腹膜透析を中心に対応しております。通院の必要な血液透析と違い、在宅での腹膜透析は、患者さんご自身の生活リズムに合わせた透析スケジュールが立てられ、時間をかけて緩徐に透析を行うため心臓や血管系への負担が減るなど、ご家族と接する時間の確保や、社会復帰もしやすくなるといったメリットがあります。

神経難病

神経難病は様々な身体障害をきたすため通院自体も困難になり、胃ろうや吸引、人工呼吸管理など、医療の一部もしくは全部を在宅でまかなわなければならないことも多くあります。しかし神経難病に対応する在宅医はまだまだ少ない状況です。当法人では経験豊富なスタッフが患者さんとご家族をサポートいたしております。

創傷・フットケア

褥瘡(床ずれ)や足病変の治療を、埼玉医科大学の形成外科医局と連携しながら治療を行っております。またフットケアは、足の胼胝(タコ)、魚の目、浮腫、変形、肥厚、白癬の爪、巻き爪、治らない傷など、医療的処置を必要とする足のトラブルや病変を改善・予防するための治療とケアになります。