療養生活(りょうようせいかつ)

療養とは

療養の意味は、以下の通りです。
[名]病気やけがの手当てをし、からだを休めて健康の回復をはかること。治療と養生。「自宅で—する」
※引用元:デジタル大辞泉(小学館)

療養生活とは

療養生活とは、病気やケガに対する適切なケアを受けながら生活を送ることです。
療養生活では、医師による検査や診断のもと、治療やケアが提供されますが、それだけではありません。治療下における自宅や施設での生活も療養生活の一部です。療養生活の目的は、患者さんの健康を回復させ、生活の質を向上させることにあります。療養生活では、家族や地域による支援も重要です。
訪問診療でも、患者さんの症状の管理やケアに焦点を当て、自立した生活をサポートします。

療養生活と在宅医療の関係

在宅医療(訪問診療)では、病気やケガの影響で病院やクリニックに通院することが難しい人を対象に、診察や処方などを行うことで、自宅や施設での療養生活をサポートします。
とくに「在宅療養支援診療所」と呼ばれるクリニックは、在宅での療養生活をサポートするための施設基準を満たしており、24時間365日体制で往診(緊急時の訪問診療対応)や訪問看護を提供できる体制、関係機関との連携が維持されています。

在宅療養支援診療所の定義

「在宅療養支援診療所」は次の施設基準を満たし、厚生労働省(支局長)に届け出をしています。

  • 24時間365日体制で医師や看護師と連絡が取れる体制を維持していること
  • 24時間365日往診や訪問看護が提供できる体制や連携を維持していること
  • 緊急時に入院受け入れ可能、または連携医療機関へ入院の手配ができること
  • 地域の保険医療機関や介護・福祉サービスと連携をとっていること
  • 年に一度、看取り等の実績を厚生労働省に報告すること

※引用元:厚生労働省告示 特掲診療科の施設基準に関する告示・通知

療養生活についてもっと詳しく知りたい方へ

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